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『NieR:Automata』クリア後レビュー

『NieR:Automata』クリア後レビュー
PS4用ゲーム『ニーア オートマタ』クリアしました。
その感想書いときます。


1つ10点満点の5つの分野で、超個人的な視点で点数をつけています。
最終的な評価(F~S)は、基本的に総合スコアに沿って決めていますが、多少の調整(~±3)を含んでいる場合があります。

《記事作成時情報》
ハード:PS4(Pro)
難易度:EASY/NORMAL
プレイ内容:本編シナリオ(A/B/C/D/E/G/M/Yエンディング)
      + クエスト達成率100% + 武器(Lv:4)収集率100%
プレイ時間:54時間
プレイ方法:PS4コントローラ(DUALSHOCK 4)
バージョン:1.05

NieR:Automata [PS4/PC]


これは呪いか。それとも罰か。
スクウェア・エニックスより2017年2月23日に発売されたゲームソフト。開発はプラチナゲームズ。2010年に発売された『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』の後継作品となるアクションRPG。
遠い未来。突如侵略してきた異星人。そして、彼らが繰り出す兵器「機械生命体」。圧倒的戦力の前に、人類は地上を追われ月へと逃げ延びていた。地球を奪還する為に人類側はアンドロイド兵士による抵抗軍を組織。さらに膠着した戦況を打破する為、新型アンドロイドである戦闘用歩兵「ヨルハ」部隊を投入する。人のいない不毛の地で繰り広げられる機械兵器とアンドロイドの熾烈な戦い。やがてそれは知られざる真実の扉を開けてしまう事となる……



■キャラクター

主人公となる登場人物は、2B、9S、A2の3人。いずれもアンドロイドです。まず2Bについて。お尻。お尻が魅力的なキャラクターです。たぶん異論はないと思います。あと、目。普段は隠れているんですが、落ち着いた目をしていて、惹かれます。性格については、アンドロイドということもあり(感情を持つことは禁止されているらしい)、目的に対して迷いがなく、容姿に似合ってとてもクール。感性が大人な印象。なので、個性が感じられにくいキャラクターでもあると思ったのですが、所々可愛らしい反応をする人間チックな面もあり、個人的にも好きなキャラクターです。ただ、物語冒頭、仲間が次々と死んでいくときの冷静な2Bのテンションと、9Sが死にそうなときの必死な2Bのテンションの差には違和感を覚えました。
9Sについては、本当に感情豊かで元気なキャラクター。2Bとは対照的です。作中では明確にはされませんでしたが、2Bに対して恋愛感情みたいなもの感じられ、より人間的に思えました。全体的にノリが軽いですが、思慮深いところもきちんとあります。ただ、物語後半(3周目)でガラリと雰囲気が変わります。というか変わらざるをえない経験をするんですが、それでも持ち直せなかったのが残念。
A2は、2B同様クールなキャラクター。何を考えているかよく分からないキャラクターとして登場しますが、物語後半(3周目)でプレイアブルキャラクターとして内面が描かれます。物事を落ち着いて捉えられるようで、物語終盤では、自分たちの運命や存在に対して冷静だったのは好印象でした。あと、服が破れてる分セクシー。個人的に一番好き。
他にも、多数のアンドロイドや機械生命体も登場しますが、語るうえで外せないと感じたのはポッド。主人公の周りを飛んでいて、サポートをしてくれる機械のことですが、感情があるアンドロイドに対して、こちらは本当に機械で、感情が全く感じられない、淡々とした話し方をします。ただ、物語終盤で一気に存在感を出してきます。ネタバレになるので書けませんが、本当にいい味してます。
全体的に見ると、アンドロイド達に関して、性格面での印象は薄いと感じました。立場的に仕方がないのですが、自分たちの意見・信念というものをあまり持っていないように感じたので。しかし、デザインは素晴らしく、所々出る人間的な部分は、キャラクターを好きになる上で、全く障害になっていないと思いました。

■ストーリー

前作の『NieR Replicant』では、人間が主人公で(厳密にはレプリカント)、舞台も地球以外には描かれていなかったので、何となく親近感のある世界観でしたが、今作ではアンドロイドが主人公、エイリアンが登場、主人公たちの基地が宇宙にある等々、SF感が物凄く強いストーリーになっていました。また、前作との関係でいえば、用語が出てきて、設定が受け継がれている程度で、前作のキャラクターは一切登場しません(エミールは微妙なところ)。クエスト関連で一瞬だけカイネ(前作ヒロイン)の名前が登場するシーンがありますが、それ以外はなく、ストーリーに直接的な関係はないです。
構成としては、大きく2つに分かれており、1&2周目プレイで前半を、3周目以降のプレイで後半を楽しめるようになっています。
まず、前半についてですが、あらすじが割と分かりやすく、目的がはっきりしているため、プレイヤーにとっては導入は優しいと思いました。始まって何より驚かされたのは、アンドロイドが非常に感情豊かであること。まぁ、前作のデボル、ポポルもそうだっといえばそうですが。任務中に支障が起きないか、こっちが不安になるほど。あと、機械生命体も普通に話します。これについて、9Sが最初は否定しまくってたのに、あっさりその事実を受け入れるのはちょっと違和感ありました。展開については、思ったよりも早く、謎を各所に散りばめながら、起伏があって飽きない作りだと感じました。ボスについては、台詞等は、人間について、心の中の本音について述べられており、ヨコオワールドをしみじみと感じましたが、ちょっと安っぽいとも感じました。何というか、思慮深くないというか。しかも、ボス以外には、人間・生命など、難しい話は出ず、エンディングについても非常に丸く収まっていて、逆に呆気にとられました。前作をプレイした人からしてみれば、不完全燃焼。ただし、これは1周目の話。2周目からは、1周目で明かされずに終わった謎が解け始め、“存在意義”という痛烈なテーマが描かれ始めます。
そして後半。1&2周目で終わった“綺麗な”エンディングから一転、重くて難解なテーマを持つ続編が描かれます。ネタバレをしてしまうことになるんですが、丸く終わったはずの前半エンディングから、一気に機械生命体が形成逆転。後半の始まりで絶望に落とされます。そこから全ての謎が解かれ、テーマについて考えさせられます。ただし、全体的に悲観的で、プレイヤーが得られる経験はあまりないようにも感じました(何様の意見だよ、という感想ですが)。最終エンディング(Eエンド)については、攻略本を読んでないので詳しい部分は分かりませんが、未来を感じられる(割と)ハッピーエンドです。ただ、個人的には物語終盤で、主人公たち自身で解決へ向かう、きちんとした前向きな答えを導き出すような展開だったら尚良いと思いました。あと、前半同様、展開のテンポは良いのですが、設定が複雑で、前作の単語(ゲシュタルト計画など)も出てくるので、ユーザの理解が追い付かない部分があるのではないかとも思いました。機械生命体も多様化していて、敵が何かよく分からないようにも感じましたし。それから、戦ってて忙しいときに意味深なセリフを言うのは止めてほしいです。感情的なセリフなら頭に入ってくるんですが、難しい話をされても余計に理解できないので。
全体を見て、前半はライトなプレイヤー向け、後半は前作をプレイした人向けのストーリーという感じでした。後半は、心をえぐられるような展開もあるので、そういうのが好きでない人は1周目でプレイを止めることができるという構成で、よく考えられていると感心させられました。残念なのは、設定が強すぎて、意外性のあるストーリーだけれども、感情的になりにくいと感じた点です。

■グラフィック&サウンド

グラフィックに関しては、自分の使用しているハードがPS4 Proということもあって、フルHDでレンダリングされ、とても綺麗です。完全なフォトリアルという感じではなく、質感表現は他作品と比べると弱いかな、という印象は受けるものの、それが作品の雰囲気を作っていて気になりません(というより「完全なフォトリアルではない」という方向性のデザインかも)。エフェクトも綺麗。ただし、気になったのはムービーでのキャラクターモデリング。特に髪の表現。ムービー用のモデルを用意しているのかどうかは定かではありませんが、世代がPS4ということを考慮すれば、もう少し滑らかな動きと繊細な表現してほしいところです。
サウンドに関しては、期待していた分驚きは少なかったですが、期待を裏切らない美しい仕上がりでした。エンディング曲を含め、どの曲も文句のない仕上がり。前作レビューでも書きましたが、物語の雰囲気を形成する働きをしていて感動させられます。
この分野の点数内訳としては、グラフィック3/5点、サウンド5/5点という感じです。

■システム

本作は、レベル制を導入したバリバリのアクションゲームとなっています。この点は前作と同様。ただし、設定がアンドロイドということもあって、動きが非常に速くなっています。攻撃もそうですが、ダッシュも速いです。なので、体力設定がないことも相まって(ずっと走っていられる)、テンポが良いです。回避については、イメージとしては短時間通常よりも速く動ける時間が与えられる感じで、動いているだけで面白いと感じられます。また、アクション中にユーザがコントローラから別のアクションを指示した場合に、現在のアクションをキャンセルして任意のアクションに反応良く切り替わってくれるため、ほぼ思い通りに行動でき、気持ち良いです。近接攻撃は「〇」ボタンと「□」ボタンに割り当たっており、簡単な操作でスタイリッシュなコンボがサクサク決まるために、「何か俺上手くね?」という感覚を抱け、バトルが面白く感じます。フレームレートも、恐らく60fps出ているので、見た目もヌルヌル。更にポッドを用いた射撃なども使え、状況に応じて戦い方を変えられるのもポイント。ポッドを扱いながらの近接戦闘は、慣れるまで難しいかもしれませんが、前述の通り、入力に対して反応が良いため、移動とジャンプ、回避を使いながら、無茶な攻撃も出来ます(めちゃくちゃ動き回りながら戦うなど)。ジャスト回避を行うと、強めの攻撃・コンボへ繋ぐこともできるので、それらを活かせると、とにかく上手く戦っている感を感じらるのもグッド。あと、敵に対してターゲットをロックオンできますが、ロックオンの対象変更は方向キーの方が分かりやすくて良いと思いました。
また、シューティング要素も非常に強いです。9Sというキャラクターはハッキングという技が使えるのですが、それは何かというとシューティング。つまり、ハッキングをするとシューティングゲームが始まります。シューティングゲームをクリアすると、敵にダメージを加えられるという感じ。自分はシューティングを今までにあまりプレイしたことがなく、苦手だったので、最初は苦労してとてもストレスが溜まりました。もちろん、慣れればクリアできるようになるのですが、全体を通してあまりにもシューティング要素が多く、強要される場面も多々あるので、ちょっとマイナス。好きな人(ヨコオ氏など)には評価が高くなるんでしょうけど。
それから、本作の特徴の一つであるのが、プラグインチップシステム。要は能力強化なんですが、「最大HPアップ」や「移動速度アップ」などが“プラグインチップ”として入手でき、それらにはコストがあるため、範囲内で組み合わせて装備するというもの。制限というのはゲームにおいて重要な要素ですが、上手く取り込めているという印象を受けました。同じ能力のプラグインチップでも、コストが異なるものが手に入ることもあるため、カスタマイズ要素が楽しかったです。加えて、このプラグインチップにUI設定が含まれているのも特徴的な点。移動中のミニマップや、自分のHP、敵のHPなどの表示・非表示を操作できます。例えば、「ミニマップ」に対応するプラグインチップを外せば、プレイヤーの操作画面でマップ(通常は右下に常駐)が表示されなくなります。UIを弄れるのは、他のゲームにはない面白いところ。あえて言うなら、プラグインチップは作成したセット(最大3つ)で管理できるのですが、セット間でコピーできれば良いなと思いました(同じチップは異なるセットで使えないので、そもそも無理な話ですが)。
この他にも、キーコンフィグが自由すぎる点や、変態的なカメラワーク(真上からになったり真横からになったり)、ニーアお得意のイクラ弾幕、急に始まるノベルなど、とにかくユニークすぎるアイディアが詰め込まれていると感じました。敵のレベルが自分のレベルに合わせて可変なのも、ストーリーの進行をスムーズにしていて良かったです。
最後に不満点を挙げるならば、取得したアイテムが右下に小さい文字で表示されるので、何を取得したか少し分かりにくい点と、時々意味不明なカメラワーク(敵が画面に入らない、引っかかって画面が揺れる)があったこと、処理落ちが割と確認できた点(PS4 Pro側の設定で「ブーストモード」をONにすると、ある程度マシになった)です。

■やり込み

今作は、前作同様マルチエンディングシステムですが、種類がA~Zまであり、膨大な数になっています。正当なものはA~Eで、それ以外はちょこっとテキストが表示される簡素なものですが、A~Eまで見るのに周回プレイは必須です。ただ、1周目と2周目で、プレイアブルキャラクターは変化しますし、ストーリーも興味深い内容が追加され、また3周目では内容がガラリと変わるのでプレイしていて飽きない作り。3周目クリア後にはチャプターセレクトも解放され、C~Eの分岐がエンディング直前にしかないので、実質3周でA~Eエンドが見られます。この辺は非常に配慮されていて好印象。
バトルに関しては、上手い人は本当に魅せることのできる戦い方ができるシステムだと思うので、やり込む楽しみもあると思います。
また、その他にも、クエストも存在し、割と多いです。クエストについては、難しいものもありますが、目的の場所がマップ上の大体の位置で示されるので(明確に1点で示されない)、何となくいいレベルに感じました。
アイテム種類や、アーカイブ、個体データ(敵を含めた登場キャラの解説とモデリングが見られる)など、収集要素も多数あるので、やり込み要素としては高いかと。
それから、難易度が全部で4種類(EASY、NORMAL、HARD、VERY HARD)あるのも面白いです。EASYに関しては、アイテム収集でしか利用してませんが、オートで攻撃、回避してくれて、アクションゲームが苦手な人でもクリアできるのは良いところ(シューティングに関しては未確認)。ただ、難易度関連で何か特別な差があるかといえば、自分の知っている範囲ではないっぽいので、何か欲しいところですが。

■総合

前作『NieR Replicant』が好みで、期待していた今作。正直なところ、システム面では期待以上の面白さが得られた半面、ストーリー面では物足りなさを感じました。テーマ・世界観は確かに重く、随所に織り込まれる言葉も深いのですが、ストーリー全体を通して“答え”が得られた気がしないのが印象にあります。あるいは、テンポが良すぎて、プレイヤーに考えさせる時間が少なかったか。繰り返しになりますが、個人的には、やはり登場人物自身で、彼女・彼らなりの前向きな答えの定義をしてほしかったです(自分が読み解けていないだけかもしれませんが)。そういう意味でも、ポッドはお気に入りの存在です(最後に活躍します)。ただ、人間について、アンドロイドについて、機械について、生きることについてなど、プレイしていて必ず意識させられる深い問題がストーリーの軸にあるのは確かなので、ヨコオワールドであることは間違いないです。
そして、システム面ですが、前作でもノベルやいきなり文字入力を求めてくるといった、斬新なシステムが導入されていましたが、本作ではそれらをしっかりと受け継ぎながら、更に斬新なアイディアがつぎ込まれていました。一番笑ったのは、トロフィーをゲーム内で購入できるシステムですが、他にもシューティング要素(要素が強すぎな印象でしたが)やデバッグモード(任意で敵を設置できたりする)が実装されているなど、驚かされるばかり。肝心のバトルについても、非常にスタイリッシュでストレスのない操作ができる良システムだと感じました。バトルだけでなく、移動にしてもジャンプにしても、とにかくモーションがカッコいいです。
加えて、演出面も優れていました。メニュー画面でノイズが走る演出や、巨大ロボット同士での戦闘など、うならされるシーンが多々あり、極めつけはEエンドのエンドロール。詳しくは書きませんが、仲間の大事さを意識する演出(曲の演出も含める)で、心に響くものがありました。前作で存在した、あのセーブデータに関するイベントも盛り込まれていましたし、今作は前作の順当な続編・パワーアップ版として捉えてよいと思います。
最後に、プレイし終えて、とにかく予想を超える展開の連続であるゲームであり、ディレクター・シナリオライターのヨコオ氏って、根は真面目で良い人なんだなーと感じさせられました。\_ヘ(・ω・,,`)♭



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ニーア オートマタ [PS4]
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『FINAL FANTASY XV』公式サイト (PS4/Xbox One)

『KINGDOM HEARTS III』公式サイト (PS4/Xbox One)

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『GRAVITY DAZE 2』公式サイト (PS4)

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