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映画『シン・ゴジラ』観ました

映画『シン・ゴジラ』観ました
現在公開中の映画『シン・ゴジラ』を観てきました。
そのちょっとした感想です。


7月29日に遂に公開された映画『シン・ゴジラ』。日本版ゴジラとしては約12年ぶり、更には『エヴァンゲリオン』で有名な庵野氏が総監督として脚本をはじめとした指揮をとるなど、国内でもかなり注目されてる作品だと思います。TVCM流したり、いろいろなものとコラボしたりと東宝もやる気満々。一方で、ストーリーなどの映画本編に関わることは多くが謎に包まれており、ファンは期待と不安を抱いていたはず。


そんなこんなで、自分も期待と不安を抱きつつ、映画公開日当日と、8月4日に見てきました!
レポートとかテストとかいろいろありましたが、無理やり時間を作ってね!
感想はネタバレ控えめでいきたいと思います。Wikipediaにストーリー全部載っちゃってますが・・・。

始めに、今作の概要をちょっと説明。
自分の記憶によれば、これまでのゴジラ作品は、全て初代『ゴジラ』と繋がるものであり(各作品同士は必ずしもストーリー上の繋がりがあるわけではない)、“ゴジラ”という存在を知っている前提で話が進められていました。しかし、今作は、これまでのゴジラ作品を全てリセットし、「ゴジラが初めて日本(現代)に現れた」という世界を描いています。
この世界観の上で繰り広げられるのは、ゴジラという脅威に対して日本政府がどのような行動をとるのか、というリアルシミュレーションです。


『あれがゴジラか…』
ゴジラ作品において、ファンが何よりも気にするのはゴジラの描き方だと思います。今作のゴジラは、規則性なく乱雑に並んだ歯、異様なほどに小さい腕、下半身に比べてアンバランスに細い上半身、長すぎる尻尾など、これまでのゴジラとは全く異なるデザインが採用されています。歯については、作品中でも「噛み合わせが悪そうだな」と突っ込まれる程。このデザインが公開されたのは映画公開日よりも前ですが、その時点で、良く言えば斬新、悪く言えば不格好なゴジラに対する意見は賛否両論でした。ハリウッド版ゴジラ(2014)が、巨大なワニかドラゴンのような、割とカッコいい顔をしていたので、国内版もカッコいいゴジラになるだろうと思っていた人はガッカリされたかもしれません。
自分もガッカリというか、かなりの衝撃を受けたのを覚えています。ただ、そんなレベルの衝撃は、あまい。あまあまです。映画を観れば、今作のゴジラがこれまでのゴジラと比べて、桁違いに斬新な姿で描かれていることに気が付かされます。『あれがゴジラか…』は、作品中で主人公・矢口が東京を進攻するゴジラの姿を初めて生で見て呟く台詞ですが、映画を観た人はゴジラの初登場シーンでその言葉を頭の中で思い浮かべると思います。これはこれまでゴジラを見たことがある人ほど思う台詞。「ゴジラの息子」より衝撃的でした。
また、ゴジラといえば口から吐く放射熱線が有名ですが、今作でもそのシーンはもちろんあります。というか、コレがなかったらゴジラじゃないです。で、ハリウッド版(2014)では、放射熱線の存在を期待していなかっただけに、映画館で放射熱線が放たれたときは物凄い衝撃があったのですが、存在が確実だった今作で放射熱線が放たれたときに衝撃がなかったかというと、ありまくりでした。寧ろ衝撃しかない。ハリウッド版を凌駕する出来。絶句。口ポカーンです。ここでもまた『あれがゴジラか…』。この点に関しても賛否両論だとは思いますが、個人的には大いにアリだと思いました。そして、このシーンを受けて、それまで不格好に見えていたゴジラが急にカッコよく見え始めたのも事実。
また、ゴジラファンならば、ゴジラがどのようにして誕生したのかは重要視すべき部分ですが、「人間の身勝手な行動」や「核」が絡められていて、個人的にはOKなレベルだと思いました。
とにもかくにも、12年ぶりの完全新作に相応しい、斬新すぎるゴジラに仕上がっていたと思います。


『諦めず、最後までこの国を見捨てずにやろう』
今作の概要として、政府の対策の様子・シミュレーションが描かれると述べましたが、というかそれがメインで描かれています。一応主人公(矢口)は存在するのですが、矢口の心情がそれ程描かれるわけではなく、またその他登場人物に関しても表面的な描写で全てが進行していきます。加えて、多すぎる登場人物。よく分からない肩書の政治家がサラりと登場し、少ない言葉数でサラりと退場していく。初登場時には下に肩書と名前を記載したテロップが映りますが、はっきり言って覚えるのは絶対無理なレベルです。なので、映画に感情移入を求める方には合わないかもしれません。ただ、これが悪いかどうかというと、個人的にはそうでもないと思います。確かに混乱はあるかもしれませんが、日本の体制としてはこんなものかな、と。主要なメンバーは限られてるので、そこだけ覚えてればストレスもかからないですしね。
さて、「シミュレーションがどのように描かれているか」ですが、これに関しては今までの映画にはなかったレベルで詳細に描かれています。何でも、脚本執筆段階から防衛相や自衛隊に協力を依頼し、「現実問題としてゴジラにどのように対処するのか」についてミーティングを繰り返し行っているとのこと。早口の専門用語がいくつも飛び出し(理解不能だけど、雰囲気は伝わる)、閣僚・自衛官たちで会議を開き…というシーンが多く存在します。オマケに、現場からの連絡を複数の担当を回ってようやくお偉いさんまで届くという現代社会のまどろっこしい部分の描写まであります。緊急事態だけども、どこか他人事のようにも感じられる閣僚たちの反応も、ある意味でリアルなのかもしれません(ゴジラの威力を知ってからはピリピリした感じになりますが)。
ゴジラに対して、日本も独自に自衛隊などが対抗しますが、アメリカを軸として、国連安保理によるゴジラ対策が日本に進言されます。しかし、これが所謂現代の“抑止力”を用いるものであり、そこで前面的ににヒロシマが描かれます。主人公・矢口たちの対策チームはこれを止めるべく、ゴジラを倒す別の方法(ヤシオリ作戦)の実現を急ぐというのが、物語後半の展開。『諦めず、最後までこの国を見捨てずにやろう』。予告でも流れたこの台詞ですが、今の政治家にこのような強い意志があるのかどうか疑いの部分があるので、非常に印象的でした(物語に登場する人物たちは日本を守ろうと頑張ってた)。まぁ、この点は自分個人に関しても言えることなのですが、日本に対してどのような思いを抱いているのかを問う一言だったのかな、という気もします。


『この国はスクラップ&ビルドで成り立ってきた』
物語ラスト、ゴジラによって日本はダメージを受けますが、それを受けて放たれた台詞が『この国はスクラップ&ビルドで成り立ってきた』です。「スクラップ&ビルド」。第二次世界大戦後も確かにそうでしたし、日本を象徴する言葉なのかもしれません(日本だけではないですが)。被害は甚大で、犠牲者も多々でましたが、つまりはこれだけの危機的状況がないと、あるいは現体制を壊すことができないと、大きな変化は起こり得ないということだと思います。犠牲を肯定するのではありませんが、何かを変えるには何かを捨てる必要がある(『進撃の巨人』でも似た台詞があった)ということです。それだけ、国を動かすということは大変なんだなと思いました。
ただし、スクラップの後にビルドが起こったのはエネルギーのあった頃の日本です。このエネルギーとは何かというと、一般市民の頑張り、つまりは、まさに国としての底力です。今作では、閣僚や自衛官たちの頑張りは伝わってきましたが、一般市民はただ逃げ惑うばかりの被害者という立場で、その頑張りが見えてこなかっただけにやや不安な面が残りました(ヤシオリ作戦時には一般企業の頑張りも見受けられた)。これは、現代日本についても言えることだと思います。日本という国に対して、国民一人ひとりにどれほどそれを守る気持ちがあるか。国のエネルギーはどれくらいあるか。これが問われている気がしてなりません。あるいは、平和ボケした日本人も、危機的状況に陥った際にはきっと…!という監督の願いがこもっているのかも。とはいえ、2011年の震災の際には市民一人ひとりの頑張りもかなりあったと記憶しているので、エネルギーがないように感じるのは独りよがりなのかもしれませんが。
また、「国を守る」ということが前面に出されていた今作ですが、「何のために国を守るのか?」「国とは何か?」を改めて考える必要があるとも思いました。


“私は好きにした、君らも好きにしろ”
“好きにした、好きにしろ”「好きにするのは難しい」「好きになさったらどうですか」「好きにすれば」。今作で繰り返される言葉が「好きにする」です。自分は未だにこの言葉の裏にある意味がイマイチ分かりません。これは誰に宛てられたメッセージなのか。好きにするとはどういうことなのか。
まぁ、一つの捉え方としては、アメリカの下に位置する日本、あるいは日本人の特性とでもいうべきもの(はっきりしない所や遠慮など)に対して、「何か信念に従って貫き通せよ」があるのかなぁと思います。ただし、好きにした“結果”は当然考慮しないといけないものなので、何だかなぁという感じ。下手したらかのISみたいに成りかねませんし。この辺はまた追々考えていきたいと思いますが…難しい言葉です。誰か答え下さい。


現実ニッポン 対 虚構ゴジラ
ということで、総括。

あ…ありのまま 今起こった事を話すぜ!
『おれは ゴジラを見ていたと思ったら いつのまにかエヴァを見ていた』
な…何を言っているのかわからねーと思うが おれも 何をされたのかわからなかった…


が、初めて見終わった直後の感想でした。ここまで一切ふれませんでしたが、実はエヴァのBGMが所々で登場します。あと、エヴァには結構軍事的な描写もあるので、その辺も踏まえてエヴァっぽく感じました。この辺りは見ていて庵野監督を意識せざるを得ないところ。エヴァのBGMは嫌いではないのですが、いきなり曲がかかって笑いそうになったので、出来れば新規に制作した曲を使ってほしかったです。また、撮影アングルが独特で、その点も面白かったと思いました。自衛隊もカッコよかったです。
ゴジラはそれ程激しく動くわけではありませんでしたが、きちんと戦闘シーンもあり(昼夜)、ハリウッド版が暗すぎて何してるか分からなかった&戦闘シーンが短かったという残念な点を払拭できている点も評価できると思います(戦闘シーンの長さは同じかもしれないが、印象的に『シン・ゴジラ』の方が長いと感じた)。CGに関しては、動きは確かにぎこちない部分はありましたが(こちらに歩いているはずなのに進んでいるように見えない等)、放射熱線の衝撃も相まって、かなり迫力は出ていたと思います。
あと、今作はテンポが良かったと思います。短いシーンも多く、粗削りのように感じるかもしれませんが、そのおかげで緊張感が出ており、飽きない展開作りだったと感じました。
個人的に良くなかったと思ったのは、BGMとゴジラの収束の仕方、ラストの都合よくまとまり過ぎた感、それからゴジラに対する主人公たちの感情です。

●BGM
先に述べたエヴァはまだしも、気になったのは、ゴジラとの最終決戦(ヤシオリ作戦)で流れたBGM(タイトルは明かしません)。世代を狙った感じで、高い年齢層の方ほどグッとくる曲だとは思うのですが、その世代ではない自分からすれば、場違い感がハンパなかったです。物語がシリアス路線だったので、もっとその雰囲気で戦ってほしいと思いました。その他のBGMはベストだったと思います。

●ゴジラの収束の仕方
物語的にゴジラという脅威を収束しなければならないのですが、その収束の仕方ががちょっと地味でした。使う武器は初代っぽくていい気もしますが…ちょっと物足りないと感じました。

●ラストの都合よくまとまり過ぎた感
庵野監督にしては、登場人物の台詞がストレートすぎて(裏に何かあるのかもしれませんが)ちょっと違和感がありましたが、ラストが都合よくまとまった感じがあり、台詞以上に(庵野作品としては)違和感がありました。今作のゴジラは東京に破壊以外の意味で深刻な影響を与えるのですが、映画の最後でそれが2~3年で消えることが分かり、ちょっと都合よすぎやしませんかねと苦笑いが出ました。

●ゴジラに対する主人公たちの感情
少し冷静になって『シン・ゴジラ』で一番残念に思うのは、ゴジラを憎むような描写が非常に少なかったことです。ゴジラが完全生物であれ何であれ、多くの犠牲者を出したのは事実で、現状にいら立つのではなく、もっとゴジラそのものを憎む、ゴジラにぶつけるようなシーンが欲しかったと思います。それによって、ゴジラを生み出してしまった人間の身勝手な行動を、あるいは核を憎むことに繋がるような…。しかし、自分も含めてそうですが、ゴジラファン全体の雰囲気として、日本の映画界を代表する、世界の怪獣を代表するゴジラにどこか尊敬的な部分があるので、それは難しいとも思いますが。

と、自分勝手に意見を描きましたが、全体的に見て非常に面白い作品でした。映画館に2回観にいったのは初めてです。また、「ゴジラとは何なのか?」「尻尾のアレは何?」「なぜ東京へ向かうのか?」など考察の余地も残っており、庵野テイストなゴジラ作品だとも感じました。
ゴジラだけを見れば滅茶苦茶(良い意味でも悪い意味でも)、全体としては「ゴジラ復活」の名に相応しく、非常に風刺がきいているように感じた『シン・ゴジラ』。所々賛否両論なシーンはあるとは思いますが、面白い作品であることは間違いないので、まだ観ていない人は、是非ネタバレなしで観るのをオススメします(この記事でも結構ネタバレしちゃってる感ありますが)。

以上、ちょっとした感想でした。\_ヘ(・ω・,,`)♭




S.H.モンスターアーツ シン・ゴジラ ゴジラ (2016) 約180mm PVC製 塗装済み可動フィギュア
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